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小犬?子犬?仔犬? [随想]

うちの子ども初号がショパンの「こいぬのワルツ」を習っていたので、私もDTMによる演奏を本ブログで発表したりしていました[1]。この曲
Chopin: VALSE Op.64 No.1
ですが、英語では一般的には
minute waltz
と呼ばれています。とても短いワルツと言う意味でしょうか。実際は2分弱の曲なので、1分間のワルツとまでは短くありません。日本語では「こいぬのワルツ」として有名ですが、その漢字はどう書くのでしょうか。ネット上で調べると次の3通りが混在しているようです。

A、小犬のワルツ
B、子犬のワルツ
C、仔犬のワルツ

3つもあるんだ。とりあえず、漢和辞典で意味を調べると

小:ちいさい。こまか。また、接頭語としてして、こ。お。長さ、面積、分量、価値などの大きくないこと。
子:こども。むすこまたはむすめ。子孫。動物の子
仔:子。動物の幼少なもの

ということです。意味を考えれば

A、子どもとは限らない小型犬のワルツ
B、C、子どもの犬のワルツ

となります。「仔」はあまり使われない漢字なのでAかBのどちらかがいいのでしょうか(皆さんからコメントをもらううちに「仔」もけっこう使われることが判明)。私のイメージでは子どもの犬がころころ走り回っているイメージです。よってBが私のイメージにぴったりですね。

では日本語の話なので、日本の楽譜を見てみます。全音のショパン、ワルツ集を持っているのでこれを見るとAですね。私には大人の小型犬が走っている感じはしないのですが、誰か偉い人がこのように翻訳したのですね。この楽譜によればジョルジュ・サンド(George Sand)[2]が飼っていた小犬が自分の尾を追ってぐるぐる回る癖があってそれをショパンに写してほしいと頼んだそうです。ということはジョルジュ・サンドの犬の当時の年齢が知りたいですが、これ以上の情報は得られませんでした。

結論も何もないのですが、Aが権威がありそうで、Bが私のイメージにぴったりというところでしょうか。A,B,Cどれがが正しいのでしょうかね。読者の皆さんはどちらを使っておられますか。

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その後、matchaさんからコメントをいただき、Valse du Petit Chienがフランス語の原題で
あることを教えていただきました。私はいろいろ勘違いもありましたが、英語でminite waltz
なので、小犬のワルツは日本語だけの題名のように思っていました。多分、ショパン自体
が名付けた訳ではないと思いますが、誰かが付けたフランス語原題の日本語訳が小犬の
ワルツということではないでしょうか。詳細はまだまだ不明です。

[関連情報]
[1] ショパン 小犬のワルツ, 10/01/01
[2] Wikipedia : ジョルジュサンド



DTMの気持ち悪い小犬のワルツ [奏法・楽曲研究]

前に音符だけを打ち込んだDTM(desktop music)は聞いていて変に聞こえると言う話題をブルグミュラ-の牧歌を例に挙げました[1]。今回は変と言うより音符だけの打ち込みでは気持ち悪いと言う話です。例題としては前に発表している「小犬のワルツ」[2]です。全部聞いてもらうと2分弱かかるので、途中からです。一切、強弱やテンポ変化を入れていません。いきなり、とても気持ち悪いトリルの演奏から始まります。そして最後の駆け下りの部分も気持ち悪いですね。



やはり、DTMの演奏では楽譜を写すだけでは不十分だということがよくわかると思います。しかし、ネット上にはこのような不十分なDTMがあふれているというのが現実です。私の演奏もまだまだなので、もっと精進してうまくならなくてはと思いますが、コンピュータを使うからピアノが簡単に演奏できるということはなく、コンピュータを使ったとしても音楽の勉強をちゃんとしなければならないし、心を込めて演奏(入力)しなければならないと言うことではないでしょうか。

PS: 今日、YouTubeでストラヴィンスキーの春の祭典のバレエ版[3]を見ていましたら、うちの子ども初号、弐号がやってきて、初号はすぐに立ち去りましたが、弐号は最後まで食い入るように見ていました。おおお!この年でこの良さがわかってくれるか!すばらしい!感動的だろう!あっ寝てる・・・

[関連情報]
[1] 音符だけ入力の演奏(牧歌編), 09/12/24
[2] ショパン 小犬のワルツ, 10/01/01
[3] http://www.youtube.com/watch?v=bjX3oAwv_Fs



ブルグミュラ- : 25の練習曲 [CD・DVD]

先日はブルグミュラ-について私見を述べてみました[1]。本日はブルグミュラ-のCDも持っておりますので、その紹介です。

ブルグミュラ-:25の練習曲/バッハ:ピアノ小品集
Christoph Eschenbach, piano
UCCG-3052
CDは[2]参照

今回聞き直してみて、ブルグミュラ-の曲は音量を下げて環境音楽としてもすばらしいことがわかりました。もちろん、音量を上げて鑑賞にも耐えられる曲です。これが子ども練習曲であることを考えれば、すばらしい作品だと思います。どれもいい曲なので、すべて紹介したのですが、本日はいくつか選んで見ました。ネット上の音源としては前にも紹介したラインムジーク[3]にはmidiファイルとして25の練習曲がすべてそろっております。ただ、midiなので通常のパソコン音源ではいい音は出ないかもしれません。電子ピアノで再生すると最高です。それぞれの曲への直リンクは禁止されておりますので、直リンクで紹介できません。すみません。[2]ではこのCD自体の視聴ができます。ご参考までに。

1,すなおな心

とても美しい曲です。比較的簡単に演奏できる曲であるということを聞いていますが、子どもの限られた手の大きさとテクニックでここまで美しい曲を作るとは、ブルグミュラーさんの情熱に感心します。1つの特殊な才能なのかもしれません。

2,アラベスク[4]

音が交錯していないのでアラベスクって題名はちょっと変です。中盤で左手の音が下がったり、上がったりしますが、ここの当たりが当初はアラベスクだったんでしょうか。もしかしたら子どもが演奏できないことがわかり、変えたのかもしれないと勝手に推測します。この曲は多くの子どもを虜にします。うちの子どももなんだか取り付かれたように弾きます。子どもにしか分からない何かがあるのでしょうが、偶然でしょうか。それともブルグミュラーさんは子どもが好きになるように作ったのでしょうか。

3,牧歌[5]

これもやさしいのに美しい曲です。これも人気曲と聞いています。うちの子ども初号もお気に入りで3拍子を勉強するために自分で選曲しました。

12,さようなら[6]

このCDでも大変はやく演奏されています。速く演奏するように指示されていますが、私のDTMのようにゆっくり弾いても味わい深い曲です。最初は「あうふたくと」(あえてひらがな)で始まり、こころ細い片手の演奏から劇的な和音です。そして、3連符の始まりです。うちの子ども初号はピアノ教室を変わる前、大手音楽教室ではペッツォールトのメヌエット(BWVAnh.114)でしたから、この高速3連符はかなりのショックでした。強弱の付け方、テンポ変化も初めて習いました。たぶん一生忘れられない曲となったでしょう。

15、バラード

不安を感じるような始まりから美しいメロディに変化し、しかし不安は消えません。そしてはじめの主題に戻ります。

16,あまい嘆き

私にはショパンのように聞こえます。演奏する上では自分で感動的になるように工夫ができる曲だとDTMしかやらない人間ですが理解しています。


25,貴婦人の令嬢の乗馬

この曲は25の練習曲では最難易度の曲だそうです。そういう意味では攻略感があり、弾き手には人気の曲だと思います。聞き手である私にはもう1つ名曲には感じられません。Ceciliaさんのブログで、この曲の日本名が話題になっていましたが、このCDの題名はなかなか内容を反映しているように思います。やはり「貴婦人の乗馬」ではかなり年配の印象があります。

もし、機会がありましたら、他の曲も紹介したいと思います。

[関連情報]
[1] ブルグミュラーに学ぶ, 10/03/24
[2] http://www.hmv.co.jp/product/detail/868717
[3] ラインムジーク, 10/01/03
[4] ブルグミュラ 25の練習曲 No.2 「アラベスク」, 09/12/19
[5] ブルグミュラ 25の練習曲 No.3 「牧歌」, 09/12/16
[6] ブルグミュラ 25の練習曲 No.12 「さようなら」, 09/12/13



ブルグミュラーに学ぶ [随想]

うちの子ども初号はブルグミュラーを3曲弾いて、卒業ということになり、弐号はブルグミュラーにあこがれ、まだ習っていないですが、冒頭の部分を弾いてみたりしています。そんなブルグミュラーについて考えてみました。私は彼の人格や性格に関しては全く情報を持ちませんので、ご了承ください。

ブルグミュラーに関する基本的な情報は、その専門のサイト[1][2][3]に譲るとして、ここでは極簡単に紹介します。ヨハン・フリートリッヒ・フランツ・ブルクミュラー(Johann Friedrich Franz Burgmuller)(1806~1874)はドイツ生まれの作曲家・ピアニストです。作曲家としていろいろな作品を作曲していると様々なサイトには書いてあります。しかしながら、よく知られているは「25の練習曲」そして「18の練習曲」「12の練習曲」で、特に有名なのはこの中で「25の練習曲」と思います。また、彼が生きた当時としては、弟のノルベルト・ブルグミュラーの方が作曲家として有名だったということです。ちなみに肖像画は[2]をご参照ください。

さて、作曲家といえば、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン・・・有名な方はたくさんいらっしゃるのですが、一般のピアノファンは除外して、ピアノ学習者には、これら超有名作曲家と並んで記憶に残っているのがブルグミュラーではないでしょうか。たぶん、モーツァルトを弾いたことがない人の数が、ブルグミュラーを弾いたことがない人の数より多いのではないかと類推します。

ブルグミュラーはとても優秀な音楽家なのでしょうが、歴史に残る天才達と比べれば、大きな差をつけられていると思われます。その彼がこれほど世に名を残したのは、教育にまじめに携わっていたからではないかと想像します。「25の練習曲」はどう見ても子ども用の楽曲です。絶対に自分の弟子のために作曲したとしか思えません。そして、これらの作品達は限られたテクニックの中で十分な音楽性を持っているのです。つまりまじめに労力をかけて作曲しているのです。また、これらの作品は彼自身が作曲家として、当時の世界で認められるための作曲では決してありません。

世に名を残すことばかりが人生の目的ではありませんが、結果的に、身の丈にあった世界でまじめに働き、それが世にまたは後世に認められることがあるということをブルグミュラーの人生は教えてくれているような気がします。世の中の天才達は天才の生き方をすれば良いと思いますが、圧倒的多数のその他の人々にブルグミュラーは一筋の光明を見せてくれます。彼の生き様に私は親近感を感じざるをえません。

PS: 私のDTMによるブルグミュラ-の演奏は[4][5][6]を参照ください。

[1] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
[2] http://de.wikipedia.org/wiki/Friedrich_Burgm%C3%BCller
[3] みんなのブルグミュラー, http://www.piano.or.jp/report/02soc/bma/
[4] ブルグミュラ 25の練習曲 No.2 「アラベスク」, 09/12/19
[5] ブルグミュラ 25の練習曲 No.3 「牧歌」, 09/12/16
[6] ブルグミュラ 25の練習曲 No.12 「さようなら」, 09/12/13



ピアノの波形を見る [理系的音楽道]

理系的音楽道の5回目です。[1]で作ったプログラムは人工的に作った波形を音(wavファイル)にして聞けるプログラムでした。今回はその逆で、wavファイルをデータにするプログラムです。将来、ピアノの音を分析するもっとも基礎的な機能です。とりあえず、本日はピアノのA(ラ)の音をPCに取り込み、その波形を目で見てみる企画です。電子ピアノはメーカが理想的な音響室でグランドピアノの音を採音したもので、これを使わない手はありません。さっそく、手持ちのソフトsound itを使って、 wavファイルとして録音し、本日のプログラムでそのwavファイルを取り込み、テキストデータとして書き込み、今月、フリーソフト化されたばかりのngraph[3]で波形を書いてみました。まず、全体状況は
Apiano-ALL.JPG
です。横軸は時間で0.5秒付近で打鍵し、音が減衰していることがわかります。波形が込み入っているので、かいつまんで拡大してみましょう。まず、打鍵してすぐ0.5秒から0.51秒の様子を見てみましょう。
Apiano-1.JPG
本[2]にも載っているような典型的なピアノの波形です。でも本と違って上下非対称ですね。では次に0.6秒から0.61秒の波形を見て見ましょう。
Apiano-2.JPG
0.5秒付近波形の小さな振動がなまって来ているのが観察されます。次に0.7秒から0.71秒の様子をみましょう。
Apiano-3.JPG
なんだか正弦波ではなく、三角形の波形に変わって来ました。では0.8秒から0.81秒を見て見ましょう。
Apiano-4.JPG
頂点がとがっていたのが、まるくなって来ました。総じて印象は

1,時間の経過とともに波形は変化する。
2,他の楽器の波形[2]と比べると単純な波形で、おおむね正弦波的である。でもよく見れば、正弦波というより三角波である。

というものです。皆さんはどのような感想でしょうか。プログラムに興味のある方は下の「プログラムはこちら」を押してみてください。

[1] 周波数当てクイズ, 10/02/24
[2] 楽器の物理学, 10/03/20
[3] ngraph, http://www2e.biglobe.ne.jp/~isizaka/

プログラムはこちら



楽器の物理学 [リンク集]

私がいつも使っているDTMのソフト(シーケンサ)であるScore Editorの作者ftnさんから以下の本を紹介していただいていました。

N,H. フレッチャー (著), T.D. ロッシング (著),
岸 憲史 (翻訳), 吉川 茂 (翻訳), 久保田 秀美 (翻訳)
楽器の物理学
シュプリンガー・ジャパン株式会社
¥6825(amazon)

内容の一部がみれるリンクは

http://books.google.co.jp/books?id=7SCWUtZHOmMC&lpg=PP1&ots=mBh02BtLwA&dq=%E6%A5%BD%E5%99%A8%E3%81%AE%E7%89%A9%E7%90%86%E5%AD%A6&pg=PP1#v=onepage&q=&f=false

です。このページに埋め込むと



です。うまく埋め込めてますか。理系的音楽道というカテゴリの記事を書いているのだから、この本は持ってて当然なのだが、高い!独身の時は軽く買っていた値段も家族が増えると・・・ううう、手が出ない。でもほしい。

内容は読める範囲では、理系の大学学部の数学の知識があれば、読める内容のようです。あちこち飛んでいるので、このままではつらいです。あ!ピアノの部分だけはなぜか読めますね。Enriqueさんの記事にあるような内容が書かれています。なるほど!Enriqueさんすごい!さすがにさらりとは読めませんので、手にとってじっくり読みたいところです。



音当てゲーム [レッスン・生演奏]

いつも訪問頂くdie_katzeさんが絶対音感ゲームを作ったという記事を書かれていますね。また、Ceciliaさんの娘さんはかつて絶対音感の訓練に通われていたと私の前回記事のコメントにお書きです。
ScoreEditor001.JPG
うちでは「音当てゲーム」というものを、だいぶ前からやっています。ゲームは単純で、私が日頃から使っているScore Editorというソフトの鍵盤を私がマウスでたたくと、電子ピアノから音が出ます。そうすると子どもが同じ鍵盤をたたくというゲームです。コンピュータ側から音を出しても電子ピアノ側では音がなる以外には何も表示はされません。では早速、ゲームの様子ですが、本当はわいわいがやがややっているのですが、ライン取りなので、ピアノの音だけしか聞こえず、ちょっと変かも・・・・わかりにくいのですが、最初の音がコンピュータが発する音で次の音がうちの子ども初号が出す音です。



という感じです。ゲームと言いながら、絶対音感の訓練です。初号は大好きですが、弐号はそれほど好きではないようで、実際、なかなか当たりません。

電子ピアノも使いようでは、アコースティックピアノにはできないこともできるようです。どこかの楽器メーカーさん、この機能、電子ピアノに組み込んで頂けませんかね。電子ピアノがランダムに問題を出すと良さそうです。アイデアはただでどうぞ。といっても、もうすでにあったりしますよね。

PS:Score Editorの鍵盤は優れもので、鍵盤の下の方を打鍵すると大きな音が出て、鍵盤の上の方を打鍵すると小さな音が出ます。



なぜピアニストは若くから活躍する!? [随想]

Chopinの2月号の特集は「なぜピアニストは若くから活躍する!?」と言うものでした。私も内容が気になっていたのですが、ついつい仕事が忙しく注文せずにいましたら、いつの間にか全国的に売り切れアマゾンでは定価820円が1200円を超えておりました。表紙が小林愛美さん[1][2]だったこともあるかも知れません。そこへ江州石亭さんから増刷したという情報をいただき、購入しました。

この雑誌の答えはざっと言えば、音楽で重要な要素として技術と音楽性があり、ピアノは1台のオーケストラと言われる。そのため音楽性が育ちやすい。他の楽器では音楽性は遅れるというものです。

プロの意見は私の印象とは異なったものでした。私も少しは天才少女たちの記事[1][2][3]を書いて来ましたが、本日は素人の私の意見を書きます。

(1)圧倒的に音が出しやすい。
   ピアノが音を発する機構はメカニカルで、音を発する瞬間は指とハンマーは離れている[4]。
   つまり、人の微妙な感覚を入れにくい楽器である。他の楽器なら手で触れるとか、息を吹き
   込むとか人の技が大きな比重を占める。他の楽器が音を出すのに大きな労力が必要なの
   に対してピアノはとりあえず誰でもまともな音が出せる。極端な例としてネコでもピアノの音
   を出すことができるという記事[5]も書いた。
(2)ゲーム的操作性。
   ピアノは適切なタイミングで適切な強さで打鍵する楽器で、これはゲームとにてる[6]。基本
   的にゲームと言えば、大人も子どももない世界である。通常は子どもの方が上手である。
(3)ひとりで練習できる
   ピアノは伴奏が不要で、自分で完結した楽器なので、子どもでもピアノと意欲があれば、
   1人で本格的練習までできてしまう。
   
もちろんピアノが他の楽器に対してやさしいかと言えばそんなことはなく、とりあえず音は出るものの、他の楽器より圧倒的に多くの音を同時に出すことが要求されるのです。そして、その多くの音1つ1つに気を配らなくてはいけないので、バイオリンのように1つ(少数)の音ばかりに集中できないのです。

今日の記事は最近の記事([1]-[6])の総まとめのようになってしまいました。

そういえば、このChopinの中で、ある大御所ピアニストが子どものころからぬきんでていないと世界で活躍できないと、ピアノを習っている青少年の夢を打ち砕くようなことをおっしゃっていました。

読者の皆さんのお考えも教えてください。

PS: 今日は2ヶ月ぶりの休日を満喫。子どものピアノレッスンも行ってきました。

[関連情報]
[1] 小林愛実プレミア・コンサート, 09/12/14
[2] 小林愛実デビュー!, 10/02/13
[3] Umi piano, 10/02/14
[4] ピアノに音色はない!?, 10/01/27
[5] ピアノを弾くねこ Nora, 10/03/03
[6] ショパンコンペティタ養成ギブス, 10/03/06



うなり [理系的音楽道]

「理系的音楽道」の4回目です。うなりは理系の大学学部、特に工学系ではほとんど習うのではないでしょうか。そのうなり(beat)の音を実際に聞きたくなり、前に作ったプログラム[1]で試して見ましたので報告します。

うなりとは、2つの近い周波数の振動があったとき、それよりかなりゆっくりした周期でブーンブーンと振動する現象です。昔はバスの外板などが、よくうなっていました。あれは外板が持っているもっとも振動しやすい周波数(固有周波数)とエンジンの周波数が近いときに生じていたのでしょう。いまのバスではできが良いのでほとんど経験できません。この例では共振と区別しにくいのでもっと良い例があると良いのですが思いつきません。教えてください。うなりの典型的な波形は
unari1.jpg
のようなものです。この図を見れば短い周期の振動がもっと大きな周期の振動に乗っているように見えます。これがうなりです。

同じことが、音の場合も起こりますが、音は周波数が大きいので、上図のようにわかりやすくはありません。まず、
sound_beat_eq1.jpg
の音波を[1]のプログラムで発生させます。A(ラ)の音ですが、わずか2Hz違う440Hzと442Hzの音波が同時に出ます。ではさっそくその音を聞いてみましょう。


いかがですか。まるで調律くるったピアノのようです。この場合2つの弦は2Hzの違いですが、実際の調律では0.1Hz程度の違いに調整するとか。詳しくは知りません。さて、この音を波形でみると
sound_beat.jpg
となり、うなりの周期と比べて440Hzは速いので塗りつぶしになってしまします。しかし、良くうなっている様子がグラフからもわかります。次に高校で習う三角関数の公式を使って、2つの近い周波数の波形の重ね合わせの式を変形してみます。
sound_beat_eq2.jpg
このようにその波形は2つの周波数の中間周波数の振動が、2つの周波数の違いの半分の周波数でうなっていることが式の上でもはっきりわかります。すなわちA(t)という振幅を表す関数が、Δfの周期で変化します(うなります)。

PS:このプログラムのお遊びはこのくらいで次のフェーズに行かなければ・・・

[関連情報]
[1] 周波数当てクイズ, 10/02/24



小犬のワルツ052-072 [奏法・楽曲研究]

この曲をアップしたのは1月1日[1]ですから、かなり月日がたちましたが、小犬のワルツのScore Editorの入力画面の公開シリーズです。読者には退屈かもしれません。ちょっとこの頃変わって来ていますが、一応、ここはDTMブログなのです。以下に書く私の解説はピアノの先生のうちの子ども初号に対する指示と全く違う表現です。やはり人間とコンピュータは全く違う理解の仕方をするということでしょう。

minute052-057.JPG

今日は曲の雰囲気の変わるところからです。かなり激しくテンポ変化させていますが、ちょっとやり過ぎでしょうか。56小節あたりでは楽譜にない休符が登場です。

minute058-062.JPG

テンポ変化を少しずつ緩やかにして、スラーの終わり目で徐々にゆっくり。61小節のスラーの切れ目ではやはり休符を挿入。

minute063-067.JPG

65-67小節では激しく楽譜にない休符を挿入。これはちょっとおどけて見せる感じを出すためです。しかし、各小節の中でもテンポ変化を忘れずに。

minute068-072.JPG

そして70小節から前打音を可愛く響かせる。72小節では思い切って力を抜き、その前後に休符を挿入。この前打音ですが、66小節の最初の音、そしてそれにつづく67,78小節の高い音を前振りに出てきたように感じます。これは狙って前振りなのか?


[関連情報]
[1]小犬のワルツ001-005, 09/12/22
[2]小犬のワルツ006-010, 09/12/31
[3]小犬のワルツ011-020, 10/01/15
[4]小犬のワルツ021-051, 10/01/31
[5]小犬のワルツ, 10/01/01  



ショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」 [CD・DVD]

ちょっと古い以下のCDを持っています。

ショルティ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」
ショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」
LONDON, PlyGram, 1997, POCL-5251

今日の記事はショスターコーヴィッチ 交響曲第5番「革命」に関するものです。本ブログはピアノに関するもののはずですが、交響曲とはどうしたことでしょう。でもピンと来た人もいますよね。ピアノの話題は後ほど。

私がクラシックが好きになった記念すべき曲です。小学生高学年から中学生のころ聞いていました。十代、二十代のクラシックファンには定番の曲ですが、一般の方の認知は低いかも知れません。私もご多分に漏れずこの曲が好きになりました。「革命」とはロシア革命のことですが、冷戦時代に於いても西側でもよく演奏されておりました。そのころは反革命的な要素があるなどと、西側では評論されていましたが、最近はそのような評論はあまり聞きません。純粋に音楽を楽しむことができる時代となりました。

私の選ぶかっこいいところ第1位は、4楽章も最後の最後、全ての楽器が鳴りやみ、ただ、ティンパニーとバスドラムのみが鳴っているあの瞬間です。しびれます。

そして第2位が第1楽章の真ん中あたりの展開部で、ピアノがかっこよく鳴るのです。オーケストラとピアノと言えば、ピアノコンチェルトですが、この場合、ピアノは指揮者より前で独奏部分が多いのですが、この曲の場合はピアノはオケの一楽器にしか過ぎません。場所も最後部です。演奏も独奏でなく、どちらかと言えば、打楽器的にリズムを刻みます。また奏者もチェレスタとの掛け持ちです。え?動画ですか。エンベットはしませんが、一応、関連情報[1][2]にリンクを付けます。どちらの動画もちょうど途中、しかもピアノ登場の瞬間から始まります。かっこいいのは[1]で、ピアノのオケ中の位置がよく分かるのが[2]です。

私の好きな曲で他にもオケの中の一楽器としてのピアノを機会がありましたら、また紹介します。

[関連情報]
[1] http://www.youtube.com/watch?v=JokfD5cquI0
[2] http://www.youtube.com/watch?v=JO_EJ1nBAsM



ショパンコンペティタ養成ギブス [随想]

本記事の目的はただ苦笑して頂くことにあります。

ゲーム。それはすごい機械です。通常子どもは親に怒られるまで、やめることができません。疲れていても、宿題があっても、どうしても続けてしまうのです。シューティングゲームは微妙な自身の移動と適切なタイミングで、ボタンを押さなければ、クリアできません。そして子ども達は失敗しても何度でも挑み続けるのです。

一方、ピアノの練習を好きな子どもはいません。通常、いやいややっていて、弾けるようななるとうれしくて、何度か弾きますが、基本は練習は嫌いです。そしてピアノは微妙に打鍵の強さを調整して、適切なタイミングで打鍵しなければなりません。

そうです。融合です。まず、譜面代には楽譜を置かないようにします。置くのは液晶ディスプレイ。そして、PCにつなぎ、電子ピアノ、もしくはサイレントピアノをPCにつなぎましょう。そしてシューティングゲームです。左右の鍵盤の位置で弾の方向を決めます。そして、打鍵の強さで弾を発射する強さを決めます。そこへ、敵が複数現れます。適切なボタンならぬ鍵盤を適切な強さでたたいたときのみ敵に当たります。そして、敵の現れ方はピアノ曲から作られ、よい演奏をしたときのみ、クリアできるのです。さあ、子ども達はもうピアノの練習から離れることができません。きっと、宿題があっても、疲れていても、親から怒られるまでピアノの練習を続けるのです。

そうこれが、ゲーム大国日本の開発すべき、「大リーガー養成ギブス」ならぬ、「ショパンコンペティタ養成ギブス」です。

PS:yablinskyは仕事が忙しくて、頭がおかしくなってきました。



ピアノを弾くねこ Nora [リンク集]

あまりに仕事が忙しく、このブログの更新もままなりません。それで、今日はこのブログをいつも読んで頂いているワカタカタカコさんから頂いた情報を、そのまま転載し、時間稼ぎです。

http://www.ravenswingstudio.com/NoraWeb/docs/theVideos.html

ビデオのページに直接つなぎますので、本記事を投稿から時間がたってお読みの方は、もしリンク切れでしたら、アドレスの後ろの方を削って見てください。

DVDまで売っていて、ちょっと商売がかってますが、ピアノを弾いているねこのかわいいことにはかわりありません。よく見ると芸をしているのでなく、楽しんでいるようです。Noraはノーラで日本語の野良とは関係ないと思ってます。猫がピアノの内部に入っても気にしている風がなく、日本人にはこの感覚は理解しがたいかもしれませんね。でも、しっかりお金を稼いでくれているのかもしれませんが・・・

実は1月後半から平日、土日、祝日、全て働いています。今週末も仕事がすでに入ってます。その次の土日は2ヶ月ぶりに休めそうで、今から楽しみです。過労死しないように、適当に力を抜いて激しく働きませんので、大丈夫です。今年初めて、入ってきた仕事をこなせないオーバーフローを経験しました。これまでは〆切りを過ぎてもなんとか遅れながら仕事をして来ましたが、今年はあちこちに「できませんメール」を書いてしまいました。このブログ更新が生活にはりを持たせてくれています。でも、仕事が忙しく、ひな祭りも、うちの子ども弐号の誕生日も不在でした。弐号は誕生日に出られないと聞いて泣いてました。あーあ。



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